リモートワーク中も生活リズムを乱さないために、起床時刻は一定にしている人も多いはず。
それに加えてある習慣をプラスすれば、さらにポジティブな効果を得られるそう。
「朝起きたら、すぐに朝日を浴びることです。ベランダに出て全身で朝日を浴びるのが最高ですが、窓際で浴びるのでもOK。体内時計がリセットされ、ナチュラルなリズムで覚醒が促進されます。
朝日をしっかり浴びると、約15時間後に睡眠ホルモンが分泌され夜の快適な眠りにもつながるんですよ」(富下さん)
生活の場と区切りがつけにくい自宅での仕事は、長時間座るためのものではない椅子に座りっぱなしで腰に負担がかかったり、普段よりも午後の眠気を感じるもの。
「体内時計は“モーニングクロック”と“イブニングクロック”の2つが備わっていると言われており、“モーニングクロック”が終盤に差し掛かる14時〜15時ごろに眠くなるのは、人体の自然なリズム。
適度なお昼寝は、午後の業務効率アップにつながります」(富下さん)
リモートワークでストレスをためないために一番大事なのは、オンオフをきっちり区切ること。
特に就寝1時間前は、良質な睡眠のためのゴールデンタイム。
「夕食・飲酒は早めにすませ、できれば寝る1時間前までに入浴を。深部体温が上がることで放熱が進み、スムーズな入眠につながります。
就寝直前までPCを使った仕事、スマホや ゲーム、TVなどの明るい光を使用するとメラトニン分泌が抑制され、交感神経も高ぶり、眠りの質が低下 。
眠る前は、家族との会話や音楽、ストレッチ、香りなど寝るための準備時間= オフの時間を確保することが大切です」(富下さん)