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赤司竜彦の“華麗なるプレゼン”「AKASHIC RECORDS」 -前編-

創造するキーマン  

赤司竜彦の
“華麗なるプレゼン”
「AKASHIC RECORDS」

2020 10 06

株式会社メディコム・トイの代表取締役社長を務める赤司竜彦さんが、毎回深掘りしたい方とトークセッションをしながら「何か一緒におもしろいものを作りましょう!」とプレゼンする企画。今回はその特別編として、2020年10月16日(金)~2020年11月3日(火・祝) 、渋谷PARCO 1階「POP BY JUN(ポップ バイ ジュン)」にて赤司さんが全面的にキュレーションを行うポップアップイベント『AKASHIC RECORDS』についてプレゼンします!

赤司竜彦 赤司竜彦
赤司竜彦の“華麗なるプレゼン”「AKASHIC RECORDS」 -前編-
創造するキーマン  

赤司竜彦の
“華麗なるプレゼン”
「AKASHIC RECORDS」

2020 10 06

株式会社メディコム・トイの代表取締役社長を務める赤司竜彦さんが、毎回深掘りしたい方とトークセッションをしながら「何か一緒におもしろいものを作りましょう!」とプレゼンする企画。今回はその特別編として、2020年10月16日(金)~2020年11月3日(火・祝) 、渋谷PARCO 1階「POP BY JUN(ポップ バイ ジュン)」にて赤司さんが全面的にキュレーションを行うポップアップイベント『AKASHIC RECORDS』についてプレゼンします!

赤司竜彦 赤司竜彦

渋谷PARCOで
ポップアップイベント
「AKASHIC RECORDS」が開催に

 
  • 赤司 昨年の暮れ頃に渋谷PARCOのポップアップスペース『POP BY JUN(ポップ バイ ジュン)』での展開をしませんか? というお話をいただきました。
    開催する時期はハロウィンの時期ですし、ちょうど渋谷PARCOがオープンして丸1年。『POP BY JUN』も藤原ヒロシさんから始まり、メディコム・トイで締めくくる1年目っていいなと思ったんです。
    ところが、『STYLEVOICE』さんと企画を進めている中で、新型コロナウィルスの感染拡大が起きてしまい、クリエイターの皆さんも私と同じく暗中模索な状況にいたのではないでしょうか? 当時は10月に開催できるかどうかも五分五分でしたが、これだけの規模でジャンルを超えた方々とご一緒できる機会もそうそうないと思ったので、参加していただいた皆さんに「責任は請負いますからやりませんか?」というご相談から始まりました。
  •  

10月16日より渋谷PARCOで開催されるポップアップストア『AKASHIC RECORDS』は、赤司さんが今すごく面白いと思っているアーティストの作品が一堂に会するイベントに。STYLEVOICEの読者の皆さんには、「ご無理のない範囲で遊びに来ていただきたい!」今回は、赤司さんのそんな思いがこもったプレゼンテーションになりました。さらに!この記事でご紹介するラインナップは、11月7日・11月8日の期間限定でSTYLEVOICEでも一部購入可能です。

 
  • 赤司 世代的にもカテゴリー的にも実は整合性がないため、「どんなイベント?」って言われたときに、実は上手く説明ができないんです。それが一番目指したところで、社会が成熟してあらゆるものが説明しやすくなっている今、全然わからないものをやりたいという気持ちが湧き上がってきた結果です。
    『AKASHIC RECORDS』は「世界記憶」という意味ですから、皆さんが見たこともないものもあれば、説明しなくてもわかるものもある。それらが混在して同じ場所に集うことがとても面白い現象だな、と思っています。
  •  
  • ●AKASHIC RECORDS キービジュアル by 茶獣(SAJYU)
    Tシャツ ¥4,620
    アクリルキーホルダー ¥990
    トートバッグ ¥3,850
    ノートブック ¥2,860
    マグカップ ¥1,980

 
  • 赤司 記念すべきAKASHIC RECORDS第1回のキービジュアルを担当する茶獣(SAJYU)さんはおそらく参加される全アーティストの中で最も若い20代前半の作家さんです。2年くらい前でしょうか、デザインフェスタで偶然、茶獣さんが墨で描かれたイラストを拝見して直感的にこの絵好きだな、まるでマン・レイが撮影した「カザティ公爵夫人」の写真のように僕の内面を映してくれているなと思いました。このキービジュアルを使ったマーチャンダイズも各種展開いたします。
  •  
  • ●Lauren Tsai(ローレン・サイ)
    Unreal by Lauren Tsai 3rd Edition ¥63,800
    © Unreal by Lauren Tsai 3rd Edition
    © UNREAL inc.

 
  • 赤司 ローレン・サイさんはアメリカ出身のファッションモデル/イラストレーターです。 2年前、彼女がマーク・ジェイコブスのカプセルコレクションにアート作品を提供した頃、彼女から連絡をいただき初めてお会いしました。彼女のイラストを立体化したスタチューは海外でも好評で、AKASHIC RECORDSでもニューカラーでジョインしていただきました。今年開催予定のアナハイムのデザイナーズコンベンションとの併売アイテムです。
  •  
  • ●Nathalie Lété(ナタリー レテ)
    BE@RBRICK Nathalie Lété Chaperon rouge 100% & 400% ¥13,200
    Nathalie Lété The blue lucky cat Teapot ¥41,800
    Nathalie Lété The red lucky cat Teapot ¥41,800
    BE@RBRICK TM & ©️ 2001-2020 MEDICOM TOY CORPORATION. All rights reserved.


 
  • 赤司 ナタリー・レテさんの描くグラフィックが大好きで、BE@RBRICKの次は一点ものの立体物をマスプロダクションで展開できないだろうかと相談させていただいておりました。まずは、彼女が作った猫のポットの置きものをデジタルスキャンして、ちゃんとポットとして使えるものに再構築しようということになりました。陶器の三面図を作ってくれた方もナタリーの大ファン。サンプル品の制作を日本とフランス間を往復しながらのやりとりは時間もかかりましたし、コロナの影響でちゃんと荷物が届くのか心配でしたが、楽しかったですね。一番大変だったのは、彼女が手で描いた絵の再現です。通常は絵付け職人さんが手で描いていくわけですが、それが“ナタリー風”では意味がない。彼女が描いたものを完璧に復元しなければダメだという話をして、最終的にはアナログ作業で上からマスキングテープを貼ってなぞり、それを平面のプリントデータに直して曲面に絵付けするという気の遠くなるような作業の結果、実現できました。非常にいいものができたと思います。
  •  
  • ●mintdesigns(ミントデザインズ)
    mintdesigns TO BE SOMEONE MASK(3枚入り) ¥5,500
    copyright © 2001-2020 mintdesigns inc all rights reserved.

 
  • 赤司 今年3月頃でしょうか。コロナでみんなマスクをしなければならなくなった際、「カッコいいマスクがほしいな」と考えていたとき、2009年にミントデザインズさんが理想的な美人顔の口元をかたどった、とても可愛い立体マスクを作られていたことを思い出したんです。早速ミントデザインズさんに相談し、製造を担当された旭化成さんに型が残っていることを確認した時点で、マスク需要が落ち着いて市場流通に支障がなくなった時期で構わないので作っていただけませんかとお願いしました。
    そしてAKASHIC RECORDSの開催初日が10月16日に決まった頃に、ミントデザインズさんから生産可能の連絡をいただき、商品化することができました。誰がつけても美人になるマスクです。AKASHIC RECORDSのショップスタッフにも全員着用してもらいますので、皆さんもいいなと思ったらぜひ!手にしていただけたら嬉しいです。
  •  
  • ● CHIAKI(CIROL & Co.)
    MY FIRST BE@RBRICK B@BY AUTUMN LEAVES ver 100% & 400% ¥14,300
    MY FIRST BE@RBRICK B@BY AUTUMN LEAVES ver. 1000%  ¥63,800
    BE@RBRICK TM & ©️ 2001-2020 MEDICOM TOY CORPORATION. All rights reserved.

 
  • 赤司 千秋さんがデザインを手掛けたMY FIRST BE@RBRICKは2007年にデビューして以来、いまや世界的規模で人気のあるモデルになっています。今回のAUTUMN LEAVES も秋口に向けた企画として進んでいたのですが、時期的にもぴったりなのでぜひAKASHIC RECORDSにキャスティングさせていただけませんかと千秋さんに相談したところ、ご快諾いただきました。MY FIRST BE@RBRICKは赤ちゃんのおもちゃ「ガラガラ」をイメージして、お腹の中にボールが入っていますが、その色についても千秋さんにアドバイスをいただき、紅葉をイメージしたカラーリングで展開いたします。
  •  
  • ●映画『えんとつ町のプペル』
    ルビッチの帽子(映画 えんとつ町のプペルより) ¥30,800
    ©︎ 西野亮廣/「映画えんとつ町のプペル」製作委員会

 
  • 赤司 製作総指揮・脚本・ 原作:西野亮廣さん、制作:STUDIO4℃さんの話題作『映画 えんとつ町のプペル』(12月公開予定)より、ルビッチの帽子です。最初、普段からお世話になっている「吉本興業」のライセンス関係のご担当の方からこの映画の分厚い台本が送られてきたんです。早速読ませていただいたところ非常に面白かったので、ぜひうちで何かやらせてほしいと思いましたが、台本が届いたタイミングとAKASHIC RECORDSの開催までの残り時間を考えたとき、通常のプロセス通りに進めると絶対スケジュールが間に合わないことがわかりました。
    なので、吉本さんにも西野さんにも何もお伝えしないまま、Le Reve(ル・レーヴ)という北海道でお店をやっている小さな帽子屋さんに「こういうサイズで、こういう形の帽子を作ってほしい」とだけ伝えてオーダーしたところ、「赤司さん、これルビッチの帽子ですね! 私もファンだからすぐわかりました!」ってバレてしまって。さすがに完成したものは素晴らしかったです。それで「許可を取らずに帽子を作ったんですが、見ていただけますか」とお送りしたところ、西野さんもOKしてくださいました。たぶん『プペル』の関連商品で一番早く世の中に出るのがこれじゃないかなと思います。
    会場で完売した場合もSTYLEVOICEの読者さんのために受注生産を承りますので、『えんとつ町のプペル』が大好きな方は、ぜひ手に入れてください。
  •  
  • ●ANNA SUI(アナ スイ)
    BE@RBRICK ANNA SUI BLACK 1000% ¥74,800
    BE@RBRICK TM & ©️ 2001-2020 MEDICOM TOY CORPORATION. All rights reserved.

 
  • 赤司 アナ スイさんの国内ライセンスを長年管理なさってきた三越伊勢丹さんが同事業を今年3月末で終了するというニュースを聞いたときは大変驚きました。お話をうかがうと、4月から日本法人「アナ スイ ジャパン」を設立して事業を承継していくということでしたので、ご一緒させて欲しいといろんなご提案をさせていただきました。今回は、2008年に初めて彼女にデザインしていただいたBE@RBRICKの1000%サイズを作らせていただきました。実は私が一番好きなモデルなんです。アナ スイさんとは今後も色々なプロジェクトの準備を進めているところですので、そちらもご期待ください。
  •  
  • ●René Magritte(ルネ・マグリット )
    BE@RBRICK René Magritte "La Reconaissance Infinie (Infinite Recognition) 1963/The Castle of the Pyrenees" 100% & 400% ¥17,600

    BE@RBRICK René Magritte "La Reconaissance Infinie (Infinite Recognition) 1963/The Castle of the Pyrenees" 1000% ¥63,800

    © C.Herscovici / ARS, NY
    BE@RBRICK TM & ©️ 2001-2020 MEDICOM TOY CORPORATION. All rights reserved.

 
  • 赤司 ルネ・マグリット (1898年11月21日ー1967年8月15日 )は、ベルギー出身のシュルレアリスムの画家です。メディコム・トイではこれまでいろいろな画家のBE@RBRICKを展開してきましたが、マグリットは個人的に一番やりたかった作家です。おそらく最初の出会いは藤子(A)不二雄先生の『魔太郎がくる』だったと思うんですが、「ピレネーの城」という、空に巨大な岩が浮かんだ不思議な絵に魅せられて、いつかあの原画を購入できないかと子供ながら無謀にも思っていました。それだけにBE@RBRICKにするときはしかるべきときにしたいと決めていたので、AKASHIC RECORDSの実施を決めた時点で、すぐに「ピレネーの城」を顔の部分にプリントしたBE@RBRICKを作りたいとライセンス申請を出しました。
    本当は「ピレネーの城」は顔の部分にプリントしたかったんです。うちのクリエイティブチームや工場も試行錯誤を重ねてくれたんですが、三次曲線が強すぎてどうしてもあの岩に見えない。そのため、あの絵をできるだけ忠実に再現できる方が大事だから背中にプリントすることにしました。前の部分には雲の中に浮かぶ紳士を描いた「無限の認識」を使わせてもらえないかと再度お願いしたところ、奇跡的に許可が下りました。そういういきさつから、ウォーホルやバスキアのモデルはすべて脚の裏側にサインが入っていますが、今回のみマグリットのサインが前にあるという、ちょっと変わり種のBE@RBRICKです。

    後編に続く>>
  •  

ポップアップストアの展開内容は「メディコム・トイ オフィシャルブログ」及び「メディコム・トイ 公式アプリ」にて随時案内されるほか、 OPENERS sofvi.tokyo でも販売商品の解説ページが連動展開中です。こちらもチェックを!

「AKASHIC RECORDS」
主催:株式会社スタイル ヴォイス
協力:株式会社ジュン
会場:POP BY JUN(ポップ バイ ジュン)[渋谷PARCO 1階]
会期:2020年10月16日(金)~2020年11月3日(火・祝) ※会期中無休
営業時間:11:00~21:00 ※10月16日(金)のみ17:00から
入場料:無料
※会期中、店頭での混乱・トラブル防止のため、WEB 上にて抽選を行い、入店制限を行わせていただく日程がございます。

公式アプリをインストールしていただく事で、『AKASHIC RECORDS』の最新情報をいち早くチェックできます。

メディコム・トイ 公式アプリ ダウンロードページ
App Store Google Play

(問)
メディコム・トイ ユーザーサポート
Tel:03-3460-7555

赤司竜彦

東京都出身。
1996年、メディコム・トイを設立。
「マーケティングに基づく商品開発ではなく自分達が欲しいものを作る」をコンセプトに、映画・TV・コミック・ゲームなど幅広い分野のキャラクターフィギュアを企画製造。
2000年、自社商標のブロックタイプフィギュア「KUBRICK」(キューブリック)、2001年にはクマ型ブロックタイプフィギュア「BE@RBRICK」(ベアブリック)を発表し、世界中のアーティスト、ブランド、企業、キャラクターなどと多彩なコラボレーションを発信し続けている。
また、アパレル、雑貨、ソフビなど多岐に渡る事業を展開中。

http://www.medicomtoy.co.jp/blog/
PHOTO&EDIT:Daisuke Udagawa(M-3) TEXT:Kunihiko Shinno
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